FISH MARKET

年末は、旅行続き。何年かぶりに日本でお正月を過ごして、数日前に帰宅。家族や友人に会えて嬉しかったけれど、さすがに帰宅直前は、家が恋しかった。
日本は寒くて外を出歩くのを控えて大概家で過ごしていたが、いくつか観光らしいこともしてみたり。
年末30日に、年内最終日の築地の魚河岸へ混んでるのを承知で出向いた。場外は何度かいったことがあるけれど、河岸の場内は初めて。残念ながら、せりの見学は1−2年前に中止になったそうで、9時過ぎのもう店じまいの始まっている場内をてくてくと歩く。あんなに沢山魚を扱っているのに、魚臭くないのに驚く。夏でもこんな感じだそうだ。混雑した狭い通路を荷物を運ぶフォークリフトみたいなのが、びゅんびゅん飛ばしている。祖母が料理屋をしていた昔、祖母と場内に一緒に来たことのある姉が、「ここでは、仕事人が優先。さっさと車をよけないと。仕事の邪魔になっちゃだめなのよ。」と教えてくれた。カリフォルニアの通行人(自分は全く車に轢かれることはないと思っている人々)がきたら、死体の山になりそうだ。あるお店では、ケースに入った上物のマグロに、ホテルや有名料理店の名前の書かれた売却済みの札が見える。こういったお店では、小売りはしていないようだ。貝類に目のない母が、たいら貝を見つけて嬉々として購入。大晦日にお刺身にしておいしく頂いた。綺麗におろして貰ったすずきは、あらをスープに、後はお刺身に。こういう繊細な味のお魚は、やはりこちらではなかなか食べられない。やっぱりお魚は日本が一番だなぁとしみじみ思う。
その後出た場外は更に混雑。とっととわさびを買って退散。行きがけにゲットした(私が買ったんではないが)茂助団子は帰宅後のおやつに。私はこしあんの方が好み。