camp EMIGRANT WILDERNESS

nozal2005-08-09

週末、久々のバックパックキャンピングへ行ってきた。car campingじゃなくて、バックパックに寝袋から食料から水のフィルターまで詰めてハイクインしてそこでキャンプ。
ヨセミテの北に位置するemigrant wildernessというエリアへ行った。ヨセミテだと自然を静かに楽しむには人が多すぎ、という人々がこういうところへ行くようだ。驚いたことに、非常に暑いのに、ところどころ雪が残っていた。7月始めには3−4フィートも雪が残っていたそうで、今年の異常気象を象徴するかのようだ。

さて、テントや食器など重めの物は連れに担いでもらったけれど、食料や自分の寝袋などで十分重い荷物になった。5.5マイルほどアップダウンのあるトレイルを歩いて、とても綺麗な湖(というかリザヴァー)に出た。泳ぐの大好きな友人達は、すぐさま水着に着替えて飛び込む。私は土ぼこりだらけの足を洗いにいったけれど、水が冷たくて早々に退散。
日頃運動不足の私には、重い荷物担いで6マイル(10キロほど)のハイキングというだけでつらい。なのに高度が8−9千フィート(2500-3000m)もあり、空気が薄いのを身をもって感じることになった。私が当然最後尾なのだが、なんと参加者の一人は6−7ヶ月になる妊婦さん。さすがに荷物は少なめにしたみたいだけれど、大きなバックパックを背負って、大きなお腹でどんどん歩いていく。こっちの妊婦さんってたくましいとは思っていたけれど、彼女は更にパワフルなようだ。もうこうなると自分のへなちょこ具合を笑うしかない。そう湖で泳ぎまくったうちの一人はその妊婦さんであった。

荷物を軽くするため、食事はシンプルそのもの。夕飯はパスタにペスト(ジェノベーゼ)ソースが定番。お昼はパン、チーズ、サラミにきゅうりなどを持っていって、その場でスライスしてサンドイッチに。こんな何でもないものが、自然の中で汗をかきつつ友人たちと食べると、何ともおいしい。
ビールなんかも飲みたいけれどかさばるし冷やせないので、こういうキャンプではもっぱらハードアルコールを持っていく。ガラスの瓶は重いので、空ペットボトルにウォッカを詰め替えたりすることもある。夜冷え込んだときに、温かいココアとベイリーズアイリッシュクリームを飲むというのが定番。今回はベイリーズのかわいらしい小瓶をスーパーで発見し嬉々として購入持参した。

途中雷雨になったりしたけれど、夜は空がクリアになって天の川が落っこちそうなほど明るく見えた。流れ星もたくさんたくさん。岩の上に仰向けに寝転んでしばし星を眺めた。
(これで大量の蚊がいなければ更にリラクシングだったのだけど)

高度の高い場所で重い荷物を背負いアップダウンのあるトレイルを計12マイルも歩いたのに、帰宅したら1.5kgも体重が増えていた。なぜ?かなりショック。